妊娠初期にみられる症状「つわり」とは

つわりとは妊娠初期に様々な変調が妊婦の身体に起きる為にみられる症状のことをいい、おもに吐き気をさします。
早い人では月経が遅れると同時に現れることもあります。つわりの期間は1日で終わる人も、数週間続く人もいます。
ケースバイケースで急に症状が消えてしまうこともあります。
その他、妊娠中は匂いに敏感になる(ex 米飯やたばこの残り香等) 食べ物の好き嫌いが変化し食欲が減退、または増進する、
唾液の分泌過多などもつわりの症状にはいります。
通常は胎盤が完成する妊娠3、4カ月(12週・13週〜)ほどで自然に直ることが多いです。妊娠した人のおよそ80%がこのこれらの症状を自覚しますが、
もちろん体調の変化をまったく感じないで過ごす人もいます。
原因はじつはまだはっきりわかっていません。心理的な要因に大きく左右されるものとみられています。そのほか、
医学的には立証はまだされていませんが、ホルモンの一種が関係している、または、妊娠で体質がアルカリ性から酸性に変わる為、とも
いわれています。

妊娠中のつらい症状、「つわり」を解消する食べ物・飲み物レシピ、鍼灸のツボとは

妊娠につきもの、つわりの症状を解消するには、豆腐、サラダ、冷しゃぶ、焼き魚など、ポン酢をかけたあっさりした食べ物がオススメです。
また、つわりのときは、ご飯の匂いが苦手になる妊婦さんも多いのでうどんや酸味をきかせた冷やし中華もOK。とくにオススメの
レシピは浅漬け。袋にキュウリやキャベツ、かぶなどお好きなお野菜をぶつ切りにして、人参の
千切り、お酢、梅干しを刻んだもの、みりん、塩少々、かつおぶしや昆布、青じその
千切りを加えてよくもんで袋の口を縛り、冷蔵庫で食べる直前まで置いてください。これはつわりがひどくても妊娠中に心配な栄養も
しっかりとれるレシピだと思います。洋風の食べ物ならトマトもつわりにはオススメ。
飲み物はつわりの吐き気をおさえられる柑橘系のジュースが良いようです。イチオシはシークワーサー。蜂蜜などをいれるだけの簡単レシピ。
ほかに生姜にもつわりの症状を軽くする働きがあるそうです。
つわり解消のツボですが、足裏に集中しているようです。素人には鍼灸師さんのようにツボをとらえることは難しいのでゴルフボールや足裏マッサージ
器具などで、ひたすら刺激してあげるのが妊娠中には手軽だと思います。

妊娠中、「つわり」の症状がでたら、まず注意すること

妊娠中、つわりの症状がでると、赤ちゃんが無事に育つのだろうかと不安を持つ人も多いようです。
でも、妊娠中のつわりが原因で赤ちゃんが死んでしまうようなことはありませんし、栄養不足で妊娠中の赤ちゃんの成長が遅れたり、
つわりのせいで小さい子が生まれたりということもないとのこと。
ただ、あまりにつわりの症状が強い場合には胞状奇胎という異常であることがあります。
つわりの症状がつらいときは、まついなつきさんの「笑う出産」シリーズや桜沢エリカさんの「今日もお天気」
シリーズのマンガでも読んで妊娠を楽しんで気分転換しちゃいましょう。
つわりが重くなってきて、体重減少やおしっこの量の減少、はく息が臭い場合には、脱水や栄養障害や代謝障害を起している
可能性があるので入院治療が必要です。尿の色が、ビールのような濃い色になってきたら水分が足りなくなっているので、
水分を多めに摂るようにしましょう。尿の色が普通の薄い色になる頃には、症状がかなり良くなっているでしょう。
妊娠中の重いつわりの治療開始の目安は、尿のケトン体が陽性、体重減少、だるい、口渇などです。
治療方法は、水分・糖分やビタミンB1,B6の補給が中心です。

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